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中国語翻訳会社ジェーシー・コミュニケーションのブログです。

コンピュータと中国語 翻訳

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先日も引用させていただいた同業の翻訳会社(トランスワードさん)のHPにこんなサイトがあります。

 

トランスワードの窓 翻訳語録

http://www.transwd.com/consul/goroku.htm#go06

Title:「翻訳ツールや自動翻訳システムが進化すると、翻訳の仕事がなくなるのではと心配する人がいます」

 

トランスワードさんは以下のように考えてらっしゃいます。

 

「最近は翻訳支援ツールや翻訳ソフトがもてはやされています。 この種のツールはうまく使うと翻訳の効率化に役立ち、特に翻訳支援ツールをうまく活用することのできる マニュアル類の仕事に効果が出てきています。・・・・(中略)・・・・ 逆に「ツールの利用だけでは不可能なもの」、「その人だけしかできない特殊なもの」は 価値が高くなる傾向があります。」

 

まさにおっしゃるとおりだと思います。コンピュータは確かに翻訳作業を向上させますが、かといって人間にしかできない感覚も重要なのです。別の観点から言えば、非定型文書はコンピュータは翻訳や翻訳支援は得意ではありません。詩や小説をコンピュータ翻訳にかけたら笑い話のような訳になるでしょう。

 

逆に定型的な文書(マニュアル類や技術文書など)はコンピュータによる翻訳でも十分に意味が通じることが多いです。たとえばマイクロソフトは莫大な技術文書を機械翻訳で訳してWebに公開しています。(ここhttp://support.microsoft.com/kb/835258/jaなどは、その一例です。)内容を見てみると確かに不自然な文章が多いですが、このソフトウエアの巨大企業が莫大な技術文書をタイムリーに世界中へ展開するには機械翻訳の方がすぐれているというのは否めないでしょう。なおこのページには以下のような但し書きがあります。アメリカ企業のせいか免責について長々と書いているのが面白いですね。

 

「重要: このサポート技術情報 (以下「KB) は、翻訳者による翻訳の代わりに、マイクロソフト機械翻訳システムによって翻訳されたものです。マイクロソフトは、お客様に、マイクロソフトが提供している全ての KB を日本語でご利用いただけるように、翻訳者による翻訳 KB に加え機械翻訳 KB も提供しています。しかしながら、機械翻訳の品質は翻訳者による翻訳ほど十分ではありません。誤訳や、文法、言葉使い、その他、たとえば日本語を母国語としない方が日本語を話すときに間違えるようなミスを含んでいる可能性があります。マイクロソフトは、機械翻訳の品質、及び KB の内容の誤訳やお客様が KB を利用されたことによって生じた直接または間接的な問題や損害については、いかなる責任も負わないものとします。マイクロソフトは、機械翻訳システムの改善を継続的に行っています。もし誤訳を発見された場合には、この KB 下部よりフィードバックをお寄せください。英語版 KB835258

 

個人的には人工知能が開発されるまで、翻訳者が失業することはないと思ってます。逆に自然な翻訳ができることが実用的な人工知能として認知されるひとつの条件になるのではないでしょうか。(これはチューリングテストなどの人工知能テストとはまったく別の条件というのは認識しております。チューリングテストの詳細はここ)。

Written by jccommunication

March 21st, 2013 at 1:57 pm

Posted in 中国語翻訳