My CMS

中国語翻訳会社ジェーシー・コミュニケーションのブログです。

負けない文化 - 中国語翻訳会社のブログ

without comments

このほど、角界の大麻汚染事件がマスコミを賑わせていた。ロシア力士が大麻の陽性反応が出たにも関わらず、「絶対にやっていない」とコメントしているのを見て、恐らく大半の日本人は首をかしげたに違いない。もっと潔く認めればいいのにとみんなが思っているでしょう。

 

しかし、司法通訳の現場を長年経験してきた私は「やっぱりね、最後まで突っぱるんだろうなあ」と特に違和感はなかった。司法通訳を長年経験しているとそう思うのが自然なのかもしれない。

 

ロシア人だけではなく、最後まで自分の罪を認めない外国人は珍しくない。実際、中国人の被疑者(或いは被告人)に共通して言えるのは「潔さに欠けること」である。よく言えば「粘り強い」のだ。彼らのほとんどはたとえ証拠があっても最後まで否認で通すのである。これは国民性だと私は考える。

 

では、このような国民性の背景はなんだろうかと考えた時、私は個人的に、中国では未だタブーとされている「文化大革命」の影響ではないと思う。あの時代は自分が批判されないためにたとえ家族であろうと暴露し合うこともあったという。だから、信じられるのは自分自身しかないとみな肌で覚えていた。時には嘘をつくことも自分の身を守ることだったのだ。

 

そうした時代を生きてきた中国の人々は、今でも少なからずその影響を受けているのではないか。そう考えると、彼らが証拠を信用しないのも納得できてしまう。しかし、それと対照的に、日本人は侍文化の影響を強く受けていて、「切腹」のような外国人からしてみればとても残忍な行為も美化される傾向になる。つまり「潔さ」=「美徳」と日本人は考えるのである。このように国が違えば、文化も異なる。

 

マリファナを吸うことはいけない事です。しかし罪を認めない彼らの文化的背景を鑑みならがこの事件を見ないと国際的な視点があるとはいえないでしょう。外国人と接するときにその文化背景をあらかじめ知っておくことは実に大事だなと改めて思ったこのころです。

 

Written by jccommunication

March 24th, 2013 at 2:08 pm

Posted in 中国ビジネス