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中国語翻訳会社ジェーシー・コミュニケーションのブログです。

Archive for the ‘文化’ Category

映画「War Dance」 - 中国語翻訳会社のブログ

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結論から言うと、「すばらしい!」の一言。あらすじとしては、アフリカ内戦で肉親を失った子供達にスポットを当てながら、難民キャンプの小学校が音楽の全国大会に向けて練習に励むと言った内容。非常にシンプルストーリーが、内戦でトラウマを経験した子供達の話を背景にしつつ展開していきます。

 

話の大半が難民キャンプで展開していきますし、私自身難民キャンプで一年間ボランティアしていたということもあり、懐かしい映像が目白押しでした。庭で遊んでいる素っ裸のこども、食料配給に並ぶ人たちの列、のどかな農村風景に入ってくる巨大トラックの違和感、などなど。リアルで美しい映像の連続でした。映画では現実よりも「想像された映像」が多いなかで、ここまでリアル感を感じた映画は初めてだったと言えるでしょう。

 

もう一つ特筆すべきのは、こども達のトラウマ体験を映像を一切交えずに、彼らの言葉だけで表現した力強さ。反政府軍に誘拐されたり、強制的に人殺しをさせられたり、むごたらしい話があったのですが、それをとくとくと語るこども達の姿が記憶に残ります。観客席からの涙声が絶えない映画というのは最近では珍しいのではないでしょうか。

 

このような事を書くと、この映画は悲しくて暗い映画だと思われる方もいるでしょう。確かに悲劇の一面もありますが、それ以上に明るくて希望を持てる映画なのです。 楽器を演奏しているときのこども達の笑顔や、踊っている時の自分たちの心情を語る明るい言葉など。彼らの未来に希望を感じさせる場面がいくつもあります。この悲劇と楽観主義を交差させながら自然にストーリーを展開していく監督の技術に脱帽でした。

 

総じて、この映画は一押しです。制作は30カ国でカメラを回し続けた経験のあるアメリカ人の夫婦だそうです。ハリウッドではない、「もう一つのアメリカ映画」だと認識されてもいいかもしれません。

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株式会社ジェーシー・コミュニケーション

Written by jccommunication

April 2nd, 2013 at 4:52 pm

Posted in 文化

中国と海外とだじゃれ - 中国語翻訳会社のブログ

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中国携帯事情

http://blogs.yomiuri.co.jp/beijing2008/2008/08/post_fd52.html

(タイトルは中国携帯事情ですが、私的にはだじゃれ文化の部分に惹かれました・・・・)

 

私の経験上、言語文化というのはだじゃれや語呂合わせを面白いと感じる文化とそうではない文化に分かれます。

 

英語にはほとんどだじゃれはありません。まれに音合わせ的な表現はありますが(B to BB2Bと書くなど)それでも単に表現の問題。だじゃれの小話などまず一般的ではありません。コメディアンがだじゃれを言うことなども個人的には記憶にないです。

 

逆にフランス語にはあります。CMやビルボードの広告などはだじゃれのきいた表現やキャッチコピーで印象つけようとしてるものをよく見ます。

 

当然日本もだじゃれ文化のグループに入るでしょう。落語の中だけでなく、雑誌や日常会話のなかでも出てきますね。(おやじギャグという言葉があること自体その証明に近いと考えてますが・・・・・・)。

 

スペイン語もどちらかというとだじゃれ文化。すぐに具体例はうかびませんが、南米の友人としゃべっていると語呂合わせの面白い表現で笑っているがよく見受けられました。(私はスペインには住んだことないのでスペイン文化についてはこの限りではないかもしれません。)

 

そして全くの仮説ですがその原因としていくつか考えられます。

1 アングロサクソン人はロジカル思考が強くて、だじゃれというどちらかというと感覚的な部分でのおかしみを感じにくい。

2 英語は多用な言語から単語が入ってきているので、同じ音で複数の単語・意味を表すことが少ない。

3 上記二つの組み合わせ。

 

いずれにしても個人的にはだじゃれ文化分析は意外に面白いと思っています。言語はその文化の中心であり基礎でもあります。それを分析することによって面白い発見があるのではないでしょうか。

 

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Written by jccommunication

March 20th, 2013 at 1:53 pm

市場調査と文化

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市場調査をやるにはその国の文化を知っておかないと、そもそも土台の部分でずれてしまう。最近私がみつけたいい例はこれである。(ちょっと古い記事ですみません)

「中国では生活水準の向上により、食生活が大きく変化している。ヤフーバリューインサイトが発表したアンケート調査によって、朝食を3人に1人が「ほとんど毎日」外食を利用していることがわかった。 」
http://markezine.jp/article/detail/1518

ようるすに、生活水準が向上している中国では外食の利用が増えているという内容。しかし、単に外食をする人が多いというだけで、それと生活水準(=収入)を簡単に結びつけていいのだろうか?

元々中国は外食文化の国である。都会のみならず、田舎でも多少の中小都市なら朝早くから路上の屋台や簡易食堂が営業している。おかゆや揚げパンから麺類までバラエティーも多い(個人的には水餃子が好きです)。また、富裕層のみが外食しているわけではなく、労働者向けの食堂も盛んである。そういう現実を肌で知っていると上記の記事の意味は薄れてしまうのである。

当たり前の話だが、文化と市場は表裏一体。翻訳も同じなんですよね。自戒の思いをこめつつ。。。

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Written by jccommunication

March 12th, 2013 at 11:26 am